意外にも少ないサッカー映画の佳作として、この作品を記憶できることを本当に嬉しく思っている。

クライマックスでジェスが蹴ったボールは、まさにベッカムが蹴ったそれのように華麗な曲線を描いてゴールネットを揺らす。それは勇気とパワーをもってすれば、きっとどんな障害をも乗り越えていくことができるということを知った彼女の生きざまでもあるのだ。

成せば成る。何事にも勇気を！

単純だけど、こういう爽やかなメッセージを与えてくれる映画に、私は立ち上がって拍手を贈りたい。