[コメント] ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011/米)
どことなくスティーブン・キング風というか、いかにもアメリカ文学的なお話で暖かみはあるのだが、ややセンチメントに流れすぎて面白くない。ファンタジックでありながら案外予定調和。「偶然」を「奇跡」にまで昇華させるだけの独創性や複雑さに欠けている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
母サンドラ・ブロックが先回りしていたことが終盤になって明らかになるが、そこで点と点がつながるような驚きや高揚があるわけでもない。
マックス・フォン・シドーのキャラ造型は好い。ちょっと『アメリ』の二番煎じが入ってるけど。
留守電の録音という道具を用いて、9・11の悲劇をパーソナルに切り取る表現手法はよくできていると思う。
ジェフリー・ライトのオフィスを訪ねる夜のシーンは心地よい緊張感が画面に漲っていて、美しい。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。