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[コメント] 妻として女として(1961/日)

三人が三人とも、こんな関係を続けることが良い事だとは決して思ってはいない。それにも関わらず、ぬるま湯につかったまま十数年も過ごしてしまうモラトリアム。普遍的な人間の弱さを感じさせられる。
緑雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







子供たちふたりだけのラストシーンはぞっとするほどの冷徹さ。彼女たちの割り切った反応で、封建的家族意識の緩みを象徴しているのか。

凛として美しい淡島千景、艶と愛嬌の高峰秀子。タイプの違う美女ふたりの対決シーンは、見応えがあると同時にうっとりさせる美しさを湛えている。

(評価:★4)

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