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[コメント] 妖星ゴラス(1962/日)

つまり、これはSF(すこし・ふしぎ)大好きっ子にとっての「ハンバーグカレー」なんですよ。
movableinferno

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







遠い宇宙からとてつもない妖星が迫っているから地球を動かす!そしたら南極に怪獣が!ウオー!

こんなもん、宇宙だのロケットだの怪獣だのが好きな子供にしてみればカレーにハンバーグが乗っているようなものじゃないか!大好きなカレー!しかもハンバーグが乗ってる!!キー!(テンション上がり切って奇声)

そのことに、怪獣マグマ(って映画の中でそんな名前は一切出てきませんがDVDの解説にはそう書いてあるところの南極巨大セイウチのこと)消滅作戦に際して、やたら惜しそうな志村喬を見ていて気づきましたね。そもそもあの場面で池部良がビーム発射の指示を出すところがもうおかしい。でもSF(すこし・ふしぎ)大好きっ子は、国連科学会議に出るのも、南極ジェットエンジンの開発・設計や運用も、怪獣と戦うのも、全部ぜーんぶやりたいわけですよ。だからしょうがない。

誤解のないように言っておくと、わたしは決してハンバーグやカレーを貶めるものではありません。しかもこのカレーに入ってる野菜がね、凄いわけですよ。それはもう芸術的に刻んであるわけ。しかも旨い。今の日本でこの野菜は食えないんですよ。そもそも、もう生産されてないんですね、残念なことに。

ハンバーグとご飯はちょっと大味かなー。ルーは食べたことない味だったんでびっくりしました!全体としては嫌いな味ではないです。

とにかく、この映画はハンバーグカレーですね。良くも悪くも、ハンバーグカレーです。

(評価:★3)

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