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[コメント] 淑女と髯(1931/日)

今見ることができる岡田時彦の映画は実は数本しかないと思うのだが、この俳優の素晴らしさを一番伝えている映画が本作かもしれない。端正なルックスと類いまれなるコメディセンスの共存。
ゑぎ

 そして本作は小津の中では最も純粋なコメディであり、そういう意味で小津のコメディセンスのエッセンスも感じることが出来る。まるで日本の風景とは思えないは前半の路上シーン、部屋の壁に貼られたアメリカ映画のポスター等この時期の小津の画面上の特質が随所に見受けられ、尚且つ字幕による会話の妙味を堪能することができる。

(評価:★4)

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