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[コメント] ジェーン・ドウの解剖(2016/英)

前半の、ジェーン・ドウの状況が徐々に暴かれていく部分はゾクゾクする面白さ。鼻から蠅が出てきて、その後ずっと鼻血が付着したまゝ、という絵面が可笑しくて好き。
ゑぎ

 登場人物が、ほゞブライアン・コックスエミール・ハーシュの2人だけというシンプル、ミニマルな設定が良く、また、この2人の教育的関係がいい。足首の鈴、ラジオ放送とその混線など、音の使い方含めて、細かな演出もよく考えられている。これが終盤になって、17世紀末の事件に遠因をこじつけることになるのは、なんかよくある感じで興覚めです。どうしてこんなことになっているのか、謎のまゝ、で良いではないか。とは云え、エピローグもすっきり簡潔で悪くない。今後もずっと見ていきたい、という監督であることは確かだ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)IN4MATION[*] けにろん[*]

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