★5 | 死因を知りたい欲求と、怖いもの見たさの解剖シーンのグロさは十分にこちらの悪趣味に応えてくれたと思う。一体目のご遺体のように、解剖だけで死因まで辿り着く監察医モノ的な展開による結末でも良かったと思う。 [review] (IN4MATION) | [投票(1)] |
★4 | 久しく見ない類の真面目ホラー。恐れずに言えば(ホラーだから恐れていいのだが)、製作陣は観客に植え込んだ期待の、制御をしくじった。お久し感に★1増。
[review] (G31) | [投票(5)] |
★4 | 黒魔術とか魔女とかは食傷ネタだが解剖という薬味が加わると映画は新鮮さを取り戻す。一見掛け合わせ最悪にしか思えぬ配合が思わぬまろみと旨味を引き出した料理みたい。美術パートの踏ん張りで、基本CGには依存していないと思われる。そのへんも好感度大。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 現代ホラーにおいて、ちゃんとフィクスで撮る落ち着いた佇まいがまず貴重であり、なおかつ古典的な怪奇演出の数々が好ましい。何より、廊下の奥からこちら側に向かって”奴”がゆっくり歩いてくるショットの持続、その照明の明滅、姿が見えそうで見えない素晴らしさ。黒沢清には最早撮れなくなってしまった画があるという一点だけでも本作を支持する。 (赤い戦車) | [投票(2)] |
★3 | 前半の、ジェーン・ドウの状況が徐々に暴かれていく部分はゾクゾクする面白さ。鼻から蠅が出てきて、その後ずっと鼻血が付着したまゝ、という絵面が可笑しくて好き。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★3 | 目を開けた死者と目を合わせると、何も見ていないはずの目が、何もかもを見通し、自分も何かを見透かされているようで怖い。「死体というモノ」と「ヒト」を分かつものが何か、生きている自分とは何かという命題にも否応なしに向き合わされる(私も簡単にモノに変換されるのではないかという恐怖。裏腹にモノとして扱う手つき)。大変おそろしい密室であるが、この感想は半ば私の勘違いである。たぶん。 [review] (DSCH) | [投票(2)] |
★3 | 端正な佳作。何より、「ジェーン・ドウ」の屍体が半ば土に埋まって発見される冒頭は寒々とした禍々しさがありとても良い。 [review] (MSRkb) | [投票(2)] |
★3 | 欧米ホラー文化の原点ともいえる「魂より肉体」へのこだわりが凝縮されている。そしてそれ以外は本当にどうでもいいんだな、というのも思いっきり伝わってきてしまう。 (はしぼそがらす) | [投票] |
★3 | 解剖ということでとりあえず違うシチュエーションづくりに成功してるので緊張感はある。 [review] (t3b) | [投票] |
★3 | 美術も演者もよく端正な出来栄えながら、この監督には場外ホームランをお願いしたいのだ。ジェーン・ドウのデザインが『妖婆 死棺の呪い』を連想させ、期待しすぎてしまった面もあるのだが。 (ペンクロフ) | [投票] |