[コメント] マルコヴィッチの穴(1999/米)
キャサリン・キーナーの感情の変転がこの映画の肝だと思うのだが、演出で納得させることをしない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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とても面白く最後まで見ることができるが、やっぱり企画勝負・シナリオ勝負の映画ですね。というのは画面作りとしての新規性って殆ど感じられないのだ。冒頭の操り人形の芝居とカッティングを見た時点では、おゝこれは凄い映画かも知れない、と思ったんだけど、吃驚したのはこの最初のシーンだけ。「穴」の表現もマルコヴィッチの視点も、「穴」からハイウェイ横への落下も映像表現としては既視感があってちっとも吃驚しない。キャサリン・キーナーの感情の変転がこの映画の肝だと思うのだが、演出で納得させることをしない。ただ、ジョン・マルコヴィッチという俳優の怪物ぶりを楽しむ分には満足しました。この役者は矢っ張り格が違います。
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