コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 未知との遭遇(1977/米)

孤独と不信と狂気という自己を持って夢を唱えるスピルバーグ。素晴らしい。
t3b

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







スピルバーグはお子様向けと言われるが、とんでも無いと思う。この作品を見れば解る通り、彼は夢を信じるものを醒めた目で描いている。一家を崩壊させてまで求めてしまう目覚め。そんなものの価値を求める人間は狂ってるに等しい。だからこそああ描いた。最後に頼るのは己の信じた眼。これはスピルバーグの人間宣言といえる作品。人間というしがらみから人に戻り、また、新たな繋がりを目指す。

こんな映画を撮れてしまったら、そりゃその後なにを撮ればいいかわからなくなるかも・・・・・・・・スピルバーグの監督暦がごっちゃ煮みたいにポリシーの無い並びになってる事が、少し解ったような気がする・・・・

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (4 人)takasi[*] 3819695[*] ina ジョー・チップ

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。