[コメント] 夕陽のガンマン(1965/伊=スペイン)
クリント・イーストウッドも渋くてかっこいいが、リー・ヴァン・クリーフがそれを上回る魅力を発揮している。また二人の最初の出会いの帽子をつかったシーンはくどいくらいに西部劇してて、噛めば噛むほど味が出る。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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余裕しゃくしゃくで帽子を拾いに行っては遠ざかる。そしてついに相手が外したところから一気に帽子を吹っ飛ばす。くどいくらいにイーストウッドの繰り返しがきいているから「んなばかな」とか思う暇もないほどに、「おおおおっ、すっげぇー」としびれてしまった。
そうかと思えば金庫破りの特技まであわせもつ、最後はさらりと「金持ちになったな」とだけ言い残して去ろうとする、なんとかっこいい大人の男だろう。
見終わって思わず、ランバ・ラルに出会ったアムロ・レイのごとく「僕は、あの人に勝ちたい」とつぶやいてしまいそうになるほどの、大人の男だったなあ。
全体として最後はきっちり50万ドルだかの大金が詰まったカバンを回収して、すっきりすかーっと、気持ちよく終わりを迎えられる快作。
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