[コメント] バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014/米)
ザ・NYというしかない。撮影は神経症的な世界を表現して行き着く処まで行ったの感。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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なんちゅうシニカルだ。老優の舞台ものは数あれどここまでの自虐はちょっと類例がないのではないか。ラストにも希望はなく(娘もラリって同じ幻想を見たかのよう)、ここまで典型的だと天晴だが、やりきれなさだけが残る。舞台劇という特殊に普遍性がない。例えば『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』は終章でNYなシニカルに普遍を加えていたのではなかったか。ここまではいわば凡庸、ここから何処へ踏み出すかが大事、だと思うのだがどうだろう。
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