★5 | うーん、冒頭から延々と続くこのワンカットワンシーンごとき映像はやはりド肝を抜かれるわい。そうかまだこういう編集スタイルにも奥の手があったのだとおいらをニヤつかせる。 [review] (セント) | [投票(7)] |
★5 | 実験的な作品を想像し、さらに実現して、なおかつ面白い [review] (HAL9000) | [投票(2)] |
★5 | プロレスファン故にバルトを愛読し、ティム・バートン版のバットマンを偏愛し、舞台の芝居を好み、仕事に行き詰まるとジャズをかけ、欧米以外の出身者の撮る映画に心ひかれる私の好みのど真ん中の作品で、打ち震えつつ見たが、終盤の収束はまったくもって好みではなかった。 [review] (ロープブレーク) | [投票(1)] |
★5 | 予告編を見てファンキーでソウルフルなオッサンの話かと勝手に思っていたら、意外や内向的シクシク映画で肩透かしを食らった格好。だが中身はあらゆる事への批評ともなっていて、十人十様の解釈のできる深みのある名作。 (サイモン64) | [投票(1)] |
★5 | 音楽も撮影もシブいが、何と言っても脚本。笑えるし、そして勇気をもらえる。落ち目のハゲ中年男が葛藤する姿を見て、大いに元気付けられた(笑)。あと原題‘無知の美徳’とは何?よく分からないが、無知は主人公だろう。無知とまで言われる男、やはり勇気をもらえる。 (KEI) | [投票] |
★4 | 視点の映画。全編ワンカット風な縦横無尽なカメラ、廊下の角で一旦停止し「ついにカットバックか?!」とたっぷりじらされたところで再び動き出す。面白い。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★4 | 娘や共演者や元妻や批評家など多くの他者とのベルイマン的確執が精巧な長回しに強いられたハイテンションアクトで叩き付けられる快感は大気圏で燃え尽きる物体の終末感と相乗され来るべきカタストロフへと弥増すのだが結局終盤は理に落ち世界は収縮した。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 結末の現実腐食そのものは、話を堕落させていると思う。これまで仕込まれてきた超現実の描画が遡及的に意味を失ってしまう。ポイントは、現実腐食の有り様ではなく、娘エマ・ストーンによって、それがどう解釈されたかにある。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 「こじらせきった映画小僧のために作られた作品」と評するのが一番しっくりくる。
[review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★4 | 例えるなら、村上春樹の小説を藤岡弘が舞台化するって話だろ?え?違う? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★4 | クリエイティヴな仕事につく者には、誰しも身につまされるところがあるのではないか。大衆の人気を受ける安易な仕事に慣れきるものの、「芸術」により近い困難な仕事を求めて傷つき、自滅するリーガン。これをバットマン俳優マイケル・キートンが演ずる皮肉は重い。バードマンの如く風を切って飛ぶ彼の満足の笑顔と、21世紀水準の特撮。ここには該当人物ならではの悲哀が脈打つ。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | 川のように切れ目なく流れる映像に身をゆだね、我々観客もまたリーガン(マイケル・キートン)とともに主観と客観の狭間の閉塞空間へと追い込まれる。そこに、息苦しさはない。むしろ苦痛の一歩手前の酩酊状態でリーガンとともにカオスを彷徨する快感を生む。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 面白いのは間違いないが、どうにも理解できないことが。 [review] (カルヤ) | [投票] |
★3 | ザ・NYというしかない。撮影は神経症的な世界を表現して行き着く処まで行ったの感。 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |
★3 | 演出意図を越えた予想外の事態を期待してではなく、すべてが演出意図の下に抑え込まれることで初めて成立するロングテイク撮影は、それ相応の演出力を伴わない限り豊かな実りをもたらすことはないだろう。また、この筋を全うしたいのならば、自己愛の沼に自足した主人公に対する追い込みも決定的に甘い。 (3819695) | [投票(4)] |
★3 | 流れる映像、心象描写、喜劇=悲劇、演劇≠映画 …。今ひとつなのは既視感故か、実感が無いからか。☆3.0点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★3 | 流れにたゆたう木の葉になった気分。その半面、被写体との距離が常に近く、息苦しさも感じた。超長回しについてはよく言ってニュートラルかな。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★3 | 虚構渦巻く迷路のような室内と鳥が羽ばたく空という分かりやすい対比、火薬による決別というよく見た構図、のような安心できる装置があったから、不安にならず観られたが、、、、長回し(風)は観るためなのか、見せるためなのか、最後まで判然としない。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★3 | 話題のワンカット撮影とはどれほどか、話題のキャスティングはどんなものか、話題のアカデミー受賞作とはどれほどか、期待たっぷりで見させてもらいました! [review] (deenity) | [投票(1)] |
★3 | 夢も苦悩も中途半端。中間でゆらゆら漂う感じがいいと言えばそうだけど何がしたいのと思ってしまう。 (ドド) | [投票(1)] |
★3 | ハエが小型カメラで撮ったんでしょ。 (りゅうじん) | [投票] |
★2 | 開幕のテロップの扱いやイカロスの暗喩から『気狂いピエロ』を意識している。ではどうするの、と見始めたが、アンナ・カリーナの代わりにエマ・ストーンがいる。つまりゲージュツだ映画だ高尚だ低俗だのの文系厨二の自己愛と懊悩を徹底的には嗤い飛ばしてくれず、最終的には寄り添って悲しんでおしまい。脱構築にもトレースにもならず、カビ臭い価値観だ。ゴダールとタランティーノに蜂の巣にされるべき映画だと思う。 [review] (DSCH) | [投票(2)] |