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[コメント] タクシー運転手 約束は海を越えて(2017/韓国)

笑って泣いてのソン・ガンホ劇場で『トラック野郎』タクシー版の趣。覗き見た事件は断片ゆえの生々しさがあり記憶に残る。政治を語る娯楽映画としてひとつの理想的な出来。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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ジャーナリストは格好いいなあ。外国人記者の活躍が韓国の民主化に欠かせなかったという観点は『弁護人』にもあった。報道の自由がいかに大切かもよく判る映画。

友人の大家に滞納賃貸料支払のため金借りるというギャグが面白い。大家の男優が何ともいい顔している。不満はマドンナ女優の不在。春川ますみがいないのは父子家庭だからしゃあないか。まあ、どうでもいいことですが。

名乗り出ないガンホ(実話である訳だ)には、日本の時代劇の「粋」に通じるものがある。この人も格好いい。なお、海を越えた約束とは記者の韓国から日本への脱出を差すのだろうか(韓国とドイツは地続きだよ)。そうなら邦題は自画自賛が過ぎるんじゃないだろうか。

(評価:★4)

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