そこそこ面白かったのだけれど，幽霊が乗り移る話と性格異常者による犯罪を暴く話とがごっちゃになってしまっていて，ホラーにもサスペンスにも徹し切れていない。とても中途半端な作品だったと思う。

一番疑問に感じたのは，なぜ幽霊はミランダ（ハル・ベリー）を通じて犯人を暴こうとしたのかという点。犯人に復讐するなら，直接犯人に取り憑けばいいではないか。

幽霊なのに「犯人には社会的な刑罰を科すことで制裁を加えたい」と思ったのだろうか？(^_^;)　それとも，犯人や犯行現場を見つけてもらうことによって自分が成仏できるということだったのだろうか？ でも，それなら警察関係者に取り憑いた方がよいのではないだろうか。どっちにしても，この幽霊の取り憑き方も中途半端な気が…。

それとプロキオン１４さんが書いてるけど，二大女優が競演してるのに，あの色気のないシャワーシーンはないだろ！って気がしました(^_^;)。