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[コメント] 十二人の怒れる男(1957/米)

「議論」は相互作用。敵対視しながらも、互いの議論をぶつけ合わせていくことで、フォンダ一人ではたどり着けなかったであろう論点をあぶりだし、そしてそれを検証していく過程が印象的。
Walden

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







結局、少年が本当に無実であったかどうかはわからないのがまたいい。

この映画で大事なのは、何か「確実な」結論を突き止めたという結果ではなく、不確実な情報に面した人達が、議論を戦わせることで、できる限り物事を合理的に整理していくという「過程」であるからだろう。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)けにろん[*] 緑雨[*] ジャイアント白田[*]

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