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[コメント] にっぽんぱらだいす(1964/日)

前田陽一の「女性を可愛らしく可憐にけなげに描く」という手腕は既にこのデビュー作から十分に発揮されていた!という素晴らしい事実。こんなにも赤線の女性を優しく爽やかに描いた作品は多分、空前絶後。
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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とにかく、各キャラクターが素晴らしい。 何も知らないボッチャンからやり手の(3億貯め込んだ?)主人まで変遷を遂げる「マスター」といい、最後まで変わらず、自分の信義を貫き通すミッチャンといい、眼鏡の年増女郎といい、潜入レポートの女子大生といい、女性議員といい。「魅力的な人物」のオンパレード。 こんなに活発でキュートな人物で溢れている映画はなかなかお目にかかれない。

自分の純潔を失って、「汚れっちまった悲しみに…」と呟くのは、前田監督の実体験だそうだ(「含羞のエンドマーク 前田陽一遺稿集」より)

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)ぽんしゅう[*] 直人[*] 町田[*] ゑぎ[*]

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