★3 | 39 刑法第三十九条(1999/日) | ガタガタと薬をとりだす鑑定医。所狭しと料理を並べて娘の帰宅を待つ母。事務的に文書を読み上げる検事と弁護士。被疑者のまわりの日常をみごとにデフォルメする森田演出に壮絶な“藪の中”的結末を想像して肩透かしを食う。勝手に期待した私が悪いのか。 | [投票(1)] |
★3 | 非・バランス(2001/日) | 複雑に絡まったように見える糸も、根気よく解いてみたら案外・・・というようなシンプルさに好感が持てました。今、同じ悩みを持つ人たちがどんな感想を持つのか聞いてみたい映画です。 | [投票] |
★3 | 寝ずの番(2005/日) | 家族とは縁と血と情で結ばれた関係であり、職業集団は目的を共有する同志意識が絆となる。その両方が混在するのが芸道一門における人間関係というものだろう。近すぎず、遠すぎることもない不思議な距離感。だからこそ大らかに艶話が成立すのかもしれない。 [review] | [投票(5)] |
★2 | きらきらひかる(1992/日) | 『Wの悲劇』(84)で大人の女へと脱皮したはずが、10年近くを経て成長どころか『セーラー服と機関銃』時代の小娘に退行したとしか思えない薬師丸ひろこの魅力のなさ。女として、これから迎える人生への不安や戸惑いがどこにも見えず物語が成立しない。
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★4 | バタアシ金魚(1990/日) | 思い込み男と、思い過ごし女のすれ違い。シャープに切り取られたワンショット、ワンショットの映像の積み重ねが気持ちいい。 | [投票(1)] |
★4 | 阿修羅城の瞳(2005/日) | こんな薄っぺらな話しを大真面目に役者が演じてみたところで滑稽極まりないことを、百も承知の滝田洋二郎監督の確認犯演出。鈴木清順もどきの美的出鱈目さの中、戯れ芝居を演じる染五郎、りえ、渡部、内藤、樋口、小日向の学芸会的お遊びを楽しめばよい。 [review] | [投票] |
★5 | ひまわり(2000/日) | 人と人をつなぐ糸は細く危うい。手繰り寄せようとすると、見えなくなったり切れてしまったり。みんなそれを、想い出や思い込みでおぎなう。男にはすぐ傍にいた二人の女さえ見えていない・・・品の良い画作りが好きだ。 | [投票(2)] |
★2 | ナースコール(1992/日) | よくこれで撮影にゴーサインが出たな、と首をかしげたくなるほど幼稚な脚本。せめてもの救いは、びっくりタヌキフェイス薬師丸ひろ子がナースユニフォームのかいあって今回は可愛く見えることぐらい。なんとも、つつましい駄作。 | [投票] |