前田愛の映画ファンのコメント
赤い戦車のコメント |
戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH(2009/日) | 暗がりの照明がホラー然としていて意外と悪くなく、遊園地のアトラクションがロケ地であることを逆手にとり、ショット間や階段・扉・廊下の曲がり角などで時空間をも自由に次々と跳躍させてしまう様は、あえて擁護すれば後期ゴダールの出来損ないのように見えなくもない・・・が、正直この出来の前では虚しいわな。いやあ、つまらん。頭突きには笑った。 | [投票] | |
トイレの花子さん(1995/日) | 『夜のストレンジャー 恐怖』や石井隆作品などと共に笠松則通撮影によるホラー/スリラーとして大事にしたい一作。 [review] | [投票] | |
極道の妻たち 情炎(2005/日) | 血飛沫の表現は北野武『座頭市』の影響もあるか。3つあるアクション的見せ場のカット割が思いのほか明晰で見やすい。高速度撮影の多用は功罪半ばだが決め決めの使い方で燃える。言語を介さない高島礼子と杉本彩とのダンスシーンの素晴らしさ。台詞に頼ってしまう弱いカットもあるが、全般に動物や食べ物の湯気、水面の揺らめきなど無関係のものを積極的に画面に取り入れ運動感を高めようという努力が見られる。 [review] | [投票] | |
キル・ビル(2003/米=日) | タランティーノの希代のアマルガム作家としての一面が全開。面白ければ何でもええんや!とでも言いたげな姿勢は深作より香港の連中に近いのだが、彼が脳内で作り上げた「ニッポン」をきちんと映像に具現化できてるのだから、これはこれでよい。 [review] | [投票] | |
カミュなんて知らない(2005/日) | ラストに至ってそれまでの数多い映画への言及、技法の参照が、現実と虚構の狭間を垣間見せるため周到に設計されたものと分かり、思わず手を打った。不自然に動くカメラワークも観客の「視点」を意識させるためのものか。良い場面・良い演出がたくさんある。全編に渡り、風が吹いているのもいい。 | [投票] | |
新生 トイレの花子さん(1998/日) | 子供のころ観たので意外と怖かった。夢にまで出てきたホラー映画のキャラは本作と『クリッター』だけ。 [review] | [投票] |