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坂東調右衛門の映画ファンのコメント

人情紙風船(1937/日) その前夜(1939/日) 河内山宗俊(1936/日) 阿部一族(1938/日) 大日向村(1940/日) 地の群れ(1970/日) 元禄忠臣蔵・前編(1941/日) 戦國群盗傳(1937/日) 新選組(1937/日) 元禄忠臣蔵・後編(1942/日) 箱根風雲録(1952/日)が好きな人ファンを表示する

寒山拾得のコメント************

★5阿部一族(1938/日)知る限りこれぞ本邦右翼映画の最高峰。殉死待望の倒錯した集団心理が切々と語られるもの凄さは悪夢を突き抜けている。主権在君とはつまりこういうものだ。 [review][投票]
★3大日向村(1940/日)満州開拓勧誘プロパガンダ映画。嬉々として旅立つ先遣隊の青年たちを観て泣きそうになった。彼等は他にどうしようもないのだ。侵略の云い訳には決してならないが、しかし何て惨めなんだろう。 [review][投票]
★4地の群れ(1970/日)何よりもまず井上光晴の作品なのだろうが、熊井も当時ならではのシュールな映像で応えており見応えがある。幾度かみせる縦方向への人物の極端な移動が印象的。 [review][投票(1)]
★2元禄忠臣蔵・前編(1941/日)内蔵助の逡巡が、朝廷の後援(これ本当?)を背景とした三年寝太郎の確信犯として描かれ、講談読み物レベルに堕している。撮影は厳格で興味深いが、情緒を求める井関徳兵衛自害の件などとうまく噛み合っていない。不評につき後編では方針変更されたとのこと。[投票]
★3元禄忠臣蔵・後編(1942/日)後編は『残菊物語』の厳格な情緒を取り戻しており、殿中斬込を引き止める山路ふみ子、寒椿とともに目覚めている三浦光子の件がいい。芸尽くしの横笛など、極右もいいなと思ってしまうほど求心力がある。しかし高峰三枝子の件は余りにもやり過ぎ。[投票]
★4箱根風雲録(1952/日)単純に愉しい土木工事映画。決闘における丘陵の傾斜の折り重なる変奏や、山場を彩るソ連直輸入の顔アップ連鎖など見処たっぷり。 [review][投票]