★3 | 銃後の世界の『エヴァンゲリオン』 (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★5 | 目が離せなくなるとは、このことだ。キリシマの夏の日常が、心に傷を負った少年の視点を中心に、静謐な雰囲気のなか、実に淡々と描かれる。「戦争」を肯定も否定もすることなく、ただありのままを描いて、観るものに逆に突きつける。ゆったりした空気のなかにある、ピンと張り詰めたもの。一糸乱れぬ緊密な美しさがここにある。完璧だ。『ワンダフルライフ』で注目の小田エリカはじめ、女優がみな美しい。 [review] (ことは) | [投票(3)] |
★3 | 柔らかい草の絨毯に白シャツで寝そべり見上げる青すぎる空。これで画的には満足できるものがあった。戦争へ直接関与がない人間達の感情を丹念に描いてて飽きずに観れたけどそれまでと言えばそれまで。平岩紙の芸達者ぶりには驚かされた。70/100 (たろ) | [投票] |
★5 | 悲劇的要素を殊更抽出することもなく、この淡々とした日常は現在の夏の日々と大差はない。違うのは目に見えぬ不安という「空気・匂い」だ。これまでの邦画でここまで「空気・匂い」を描けた作品があるだろうか。私には★がいくつあっても足りない作品になった。 (sawa:38) | [投票(3)] |
★5 | こんな格調のある、無駄のない、日本人のその時代の痛みをこれほど描き切った映画が今までどれほどあったか。まさしく渾身の1作。見終わった後こんなにじわじわ流れる涙も珍しい。黒木映画の到達点。 (セント) | [投票(4)] |