★4 | 地方のコミューンのエロスとタナトスの混在を描いて『祭りの準備』姉妹篇の趣があるが、男が不足する世界で枯れた原田が色気を抑え基軸となり世界をこちら側に繋ぎとめている。総じて女優陣も素晴らしいが、それ以上に特筆は田村演出の室内の夢幻光。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 人間がどんな行いをしていても、自然はただそこに佇んでいる。それをどう思うかは人間側の勝手な理屈なのでしょうが、ここに切り取られる自然の美しさは残酷な美しさに見えます。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★5 | 悲劇的要素を殊更抽出することもなく、この淡々とした日常は現在の夏の日々と大差はない。違うのは目に見えぬ不安という「空気・匂い」だ。これまでの邦画でここまで「空気・匂い」を描けた作品があるだろうか。私には★がいくつあっても足りない作品になった。 (sawa:38) | [投票(3)] |
★4 | 田舎町にとても郷愁を感じる俺は、本作を観て第一に「えびの高原に行ってみたい」と思った。市街地が舞台であったらたぶん観てなかったかも。戦時下に於けるミニマムで緩やかな人物活写は、やはり隔世を感じるものの何かとても大切なもののように思えた。 [review] (クワドラAS) | [投票(2)] |
★4 | 香川照之の最後の表情がいいですね。 (ぱちーの) | [投票] |