★3 | 素材、テーマいうことなし。でも住人のエピソードが恐ろしく薄っぺらい。作られ過ぎ。リアリティーにかくも遠い。それを除けばいい映画だよ。草薙剛はいい演技だ。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★5 | 誰にも明かせない悲しみや苦しみが決して自分にだけ与えられた苦悩ではないんだと励まされている気にもなり、お前だけが苦悩しているんじゃないんだと叱咤された気分にもなる。それでもこの映画は誰もが持ち得る心の苦悩を慰めたりその苦悩を分かち合おうなどという事は一切匂わせない。ただあるがまま、本当の事を淡々と語っているだけ。その距離感が優しくて、堪えきれずに泣いてしまった。 (づん) | [投票(3)] |
★4 | ミュージッククリップを繋ぎ合わせてもウォン・カーウァイ風にはなれないし、静かな様式美を装いながらも冗舌な台詞(説教)が胡散臭い。この設定の意図はさっぱり分からないが、この試みを否定してまで才能を潰すような事はあってはならない。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★3 | 想像力を掻き立てる映像の繋ぎ方、演出は良いが、所詮は草なぎ剛を始め、キャストに頼りすぎ。雰囲気は好きだけど、脚本がダメ。キャストは皆良いが、草なぎ剛、コ・ドヒは特に好演。チョ・ウンジ、イ・ジュンギがめちゃくちゃカワイイ!['04.3.21MOVIX京都] (直人) | [投票(2)] |
★5 | ホテルビーナスに集う人々の何と魅力的なことよ。人生の断片を詩情あふれる言葉と映像と音楽で提示してくれた。それぞれの内面に秘めた孤独と絶望の叫びは、声にならない声となって胸に響いてくる。草なぎ剛はじめ、脇役の一人一人の人生がくっきりと浮き彫りになる群像劇的な展開ながら、それらの人々が有機的に絡み合って美しい一片のタペストリーを織り上げた。少女のタップを踏む仕草、垣間見せた笑顔、忘れられない。 (ことは) | [投票(3)] |