★3 | 映画作家は物語や人物を作り、再構築(reconstruct)する。しかし再構築されるほうはたまったもんじゃないな…というよりは、「作るのも組み直すのも作家たる俺の自由だ」という傲慢さが微かに感じ取れて、後味はあまり良くなかった。[シネセゾン渋谷/SRD] [review] (Yasu) | [投票] |
★4 | うむ、感覚的な粋な映画が現代に出現、といった感じ。小説的でいて、映画的でもある。まさに映像のラッシュ。解体された小説と映像のめくるめく世界。
内容はともかくうっとりと画面を見ているだけで映画的至福を感じられる稀有な映像作品です。
[review] (セント) | [投票] |
★5 | 映像表現への執拗なまでの拘りは全て美しさへと結実し、単純かつ複雑な物語構造は、口説き文句の饒舌さ、或いは人の心の不条理へと昇華され、そして、神と人の視点を行き来しつつ繰り返し訴えられる激しい恋への憧憬は、作り手と観る者の、止むに止まれぬ映画愛へと再構築(Reconstruction)される。映画愛好者よ、速やかに迷わずこの作品を<選択>するべし。 [review] (町田) | [投票(3)] |
★3 | 粒子粗めの画やカメラワークは、さすがにカメラドール。映像に携わる人はinfatuateされると思う。 [review] (ころ阿弥) | [投票] |
★2 | う〜〜〜ん…さっぱり分からなかった。映画について独特な世界観を展開する監督は大好きだが、そう言う映画には、得体の知れない恐怖感が私を刺激するので好きであって、この映画はジャンルがミステリー/ロマンスな割に、何をどうしたいのかさっぱり分からなかった。ただ、カメラワークは結構面白かったです。(05.01.19@シネセゾン) (リア) | [投票] |
★3 | ふたりがすれ違いの状況に追い込まれると、間男を罰したいそれまでの感情と事が成就してほしい願望がせめぎ合い、混乱を覚えるとともに語り手の目論見が成功したと気づかされる。 [review] (disjunctive) | [投票] |