小谷健仁の映画ファンのコメント
肌の隙間(2004/日)が好きな人 | ファンを表示する |
処刑の丘(1976/露) |
タイトルバックの交戦シーンから厳しい画が続く。雪を踏む靴音。乾いた銃声。そんな冷徹な環境音のなか動揺し続ける手持ちカメラが「顔」に迫り、雪原の凍てつきと敵への恐怖に固まった疲労顔から、捕虜としての矜持、動揺、駆け引き、諦観を無遠慮に捉え続ける。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
白黒スタンダードサイズの画面、アップの多用で、息苦しさは伝わって来たが、所詮は社会主義リアリズム、帰結、論旨はミエミエである。勿論、私はそれに賛同できない。雪原の切り取りと、残酷な官僚ポルトノフ役アナトリー・ソロニーツィンの爬虫類的怪演は見物であった。 (町田) | [投票] |