九ちゃんのでっかい夢(1967/日)ファンのコメント
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懺悔(1984/グルジア=露) |
クソリアリズムを離れた寓意的でコミカルな権力の弾劾は、グルジアの民のせめてもの抵抗か。破天荒な市長と苦悩する息子を演じ分けたアフタンディル・マハラゼは、奇妙な仕草で民衆をあらぬ方向へ扇動し、歓喜の歌の絶えない平穏な地獄へといざなう。老婆の信ずる教会への道は、老婆のみならず街の成立に加担した総ての者達に用意されていない。 (水那岐) | [投票] | |
市長(アフタンディル・マハラゼ)のシュールな言動が笑いを誘う。その滑稽さの裏に、良識のベールをまとった醜悪さが見え隠れし、この不気味な男を手放しで笑えぬ重圧が支配する。正に独裁。ときに場違いで、強引で、素っ頓狂な音楽の使い方も不穏を煽る。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
市長(集中権力)が皆のことを思えば思うほど、社会が歪んでいくところが恐ろしい。そして老婆が求める心の拠り所としての教会(宗教)が認められない社会は悲しいし、また怖い。ところでテーマには関係のない話だが、 [review] (KEI) | [投票] |