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懺悔 (1984/グルジア=露)
MonaniebaRepentance
[Drama]
監督 | テンギス・アブラーゼ |
脚本 | テンギス・アブラーゼ / ナナ・ジャネリーゼ / レゾ・クヴェセラワ |
撮影 | ミハイル・アグラノヴィチ |
美術 | ギオルギ・ミケラーゼ |
音楽 | ナナ・ジャネリーゼ |
出演 | アフタンディル・マハラーゼ / イヤ・ニニーゼ / ゼイナブ・ボツヴァーゼ / ケテヴァン・アブラーゼ / エディシェル・ギオルゴビアニ / カヒ・カフサーゼ / メラブ・ニニーゼ / ニノ・ザカリアーゼ / ナノ・オチガワ |
あらすじ | ソ連時代のグルジア。市民から名士として尊敬されていた元市長のヴェアルラム(アフタンディル・マハラゼ)が死んだ。皆に惜しまれつつ葬儀も終わり、遺体は墓地に埋葬された。しかし、翌朝、事件が起きた。市長の遺体が掘り起こされ、息子のアベル(アフタンディル・マハラゼ・二役)夫婦の自宅前に放置されていたのだ。それは次の朝も、また次の朝も続いた。犯人は意外な人物だった。やがて、30年以上前に粛清されたバラテリ夫妻(エディシェル・ギオルゴビアニ/ケテヴァン・アブラゼ)と、その娘ケティバン(ゼイナブ・ボッヴァゼ)の人生とともに、冷酷非道な独裁者としての市長の姿が暴かれる。(155分/カラー/スタンダード) [more] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
個人の幸せは国や社会が安定してこそ成り立つものだと思い知った作品。何気無いことで権利者に目をつけられる怖さ 底知れぬ不安と不気味さに慄いてしまった。何年も前に観たけど今だに印象が褪せない。 (ルクレ) | [投票] | |
市長(アフタンディル・マハラゼ)のシュールな言動が笑いを誘う。その滑稽さの裏に、良識のベールをまとった醜悪さが見え隠れし、この不気味な男を手放しで笑えぬ重圧が支配する。正に独裁。ときに場違いで、強引で、素っ頓狂な音楽の使い方も不穏を煽る。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
この作品がソ連崩壊を招いた映画といわれるのも頷けましたね。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] | |
クソリアリズムを離れた寓意的でコミカルな権力の弾劾は、グルジアの民のせめてもの抵抗か。破天荒な市長と苦悩する息子を演じ分けたアフタンディル・マハラゼは、奇妙な仕草で民衆をあらぬ方向へ扇動し、歓喜の歌の絶えない平穏な地獄へといざなう。老婆の信ずる教会への道は、老婆のみならず街の成立に加担した総ての者達に用意されていない。 (水那岐) | [投票] | |
ガルシア・マルケス系政治奇譚はたいてい長回しが多用されるもので、カット割りがオーソドックスな本作は逆にユニークに見える処もあるが、結果淡泊。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
凡庸こそファナティックというのも、むべなるかなとは思うが、その路線からすると市長を虐待する話にしか見えなくなってしまって、どうも自分にはこのATG映画が苦手だ。 (disjunctive) | [投票(1)] | |
市長(集中権力)が皆のことを思えば思うほど、社会が歪んでいくところが恐ろしい。そして老婆が求める心の拠り所としての教会(宗教)が認められない社会は悲しいし、また怖い。ところでテーマには関係のない話だが、 [review] (KEI) | [投票] |
Ratings
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計 | 13人 | 平均 | (* = 1)
POV
カンヌの次席、最高賞との葛藤 (グラント・リー・バッファロー) | [投票(11)] |
Links
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