★5 | 生徒と教師の、そして教師同士の意志と言葉がぶつかり格闘する臨場感。人と人との間に割って入るような行儀の悪いカメラの視線の先で、相手(被写体)の頭や身体の一部が常にフレームからはみ出す。登場人物だけでなくカメラまでもが挑発し存在を主張し続ける。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | どっかの国みたく崩壊してるかに見えても決定的に違うのは真剣な対峙があり、教師も生徒も全くシニカルではないが甘えも皆無なこと。背負ってるものが膨大だからだ。結局何も解決されず救済もされないが、それでも前を向いて生きるしかない現実の正当な認識。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 主人公が「国語」教師であるのは象徴的だ。伝統的に脚本家と台詞作家を区別する仏国らしく「言葉」の映画である。文章の読解と漢字の習得に多くの時間を割く日本の国語教育とはまるで異なって、ここではもっぱら「文法=話し方・書き方」をめぐる授業が行われる。問われているのは「表現」の作法である。 [review] (3819695) | [投票(7)] |
★3 | 建前で「先生と生徒」を演じているのではなくって、教師も生徒も生身の人間で、そんな彼ら彼女らが衝突するガチンコな生々しさが実に面白い。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★4 | 言葉の映画。字幕を追うのに疲れる。2時間分以上の疲れ。フランスの学校の多様性は驚くばかり。アルジェリア、モロッコ、中国、カリブ海、旧フランス領アフリカ出身。2014・ 04・30(KMYculture) (USIU) | [投票] |