★4 | 乱歩的SM世界へ傾倒せず、制度から解き放たれる女性自立映画としても喰い足りなく、多くのテーマは表層で流されるのに、若松は大して拘らず、節目での字幕化されたラジオ戦況放送でリズムを付与し強引に物語を綴じた。そこに、したたかさを感じる。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 我慢強い日本人の美徳は心から誇らしいと思います。ただ、その美徳を巧みに利用しようとする権力や輩が存在することもまた事実なんですよね・・・・。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(2)] |
★3 | 軍国主義日本の夫婦と言う役割。日中戦争という侵略戦の位置づけ。それらを「これが戦争だ」という惹句で大きくワールドワイドに広げることの欺瞞は、バカがつくほどの正直なクリエイターである若松孝二の心中では認識され得ないのだろうか。 [review] (水那岐) | [投票(6)] |
★3 | メッセージ性は十分ある。何せ、やたらと直接的だからだ。正直、ここまで過去の映像と文字で攻められたら、果たして本当に効果あるのだろうかと心配してしまう。明るさなど微塵もない本編、唯一の安らぎが篠原勝之の存在だ。監督は彼の立ち位置を非常に大事にしているのが見て取れた。彼だけで十分反戦だったはずなのだが。 (tkcrows) | [投票(1)] |