★4 | ユアンの人選について「英国内の“異邦人”(スコティッシュ)」というルーツに何かしらの意図を符号させようとしたのかどうかはよく知らない。それはともかく、底抜け無邪気な好奇心が人の皮を被って歩いているような、もっと言えば「爽やかな変態臭」をまとった稀有な風貌を正しく使い得た(実は)珍しい映画だと思う。多分『ビッグフィッシュ』以来。監督の職人芸は勿論だが、マクレガーでなければまずこの味は出ない。
[review] (DSCH) | [投票(4)] |
★4 | 終始悪天候の空、名前を一度も呼ばれることのない主人公。冒頭から無駄のない語り口で圧倒する、かつてのヒッチコックをも想起させる良質のサスペンス映画。 [review] (赤い戦車) | [投票(3)] |
★4 | 配役もロケーションもスリルとユーモアの配分も九分九厘完璧。フィルム・ノワールの構造にヒッチコックの肌触りを加えた作品像はやはり古めかしい印象を与えがちだが、「カー・ナヴィゲーション・システム」など現代的な小道具も有効に活用して不可逆性・自動性を強調した運命論的悲劇を語り切っている。 [review] (3819695) | [投票(6)] |
★4 | ポランスキーは上手いと思う作家の1人で、大体期待を裏切らない。今回は内幕物で入り易く、段々にコワくなって来る―こんな事が有り得るのか?サクサクと一直線に進み過ぎ軽い感じがするが、海辺の映像スケッチは落ち着いていて好みだ。イーライを見逃す所だった。 (KEI) | [投票] |
★4 | なんで映画に出てくる「登場人物の若い頃の写真」って違和感と合成感が拭えないものが多いんだろう。意図的なものとか役者の個性の強さ故のものとかも有ると思うけど、それにしてもPhotoshopで10分で作ったみたいな出来だと少なからず興を削がれる。 (Lostie) | [投票] |