★4 | ホークスの手にかかればチンパンジーや赤ん坊までもが名優になってしまうのだから、ケイリー・グラントとジンジャー・ロジャースの突き抜けた幼児演技などさほど驚くには値しないのかもしれない。とは云え、これはやっぱり常軌を逸した楽しさ。カオス寸前で劇を制御する演出の手捌きは洗練の極み。 (3819695) | [投票(3)] |
★5 | シチュエーションに頼りすぎている感もあるが、それでもすこぶる面白い。現実離れした過剰な演技が横溢しているにもかかわらず「Not yet Cary」で始まる冒頭からラストに至るまでホークスの演出は実にスマートな語り口だ。誰もが猿の演技に目を瞠るだろうがモンローやコバーンら脇役の絡ませ方も見事。本作も圧倒的な傑作。 (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | おふざけ設定が、ただのおふざけに陥らず品格を保つのは、ケイリー・グラントの研究一筋天然ボケと、そんな夫の善き理解者である気丈な妻ジンジャー・ロジャースという基本のキャラクターが手抜かりなく丁寧に演出されているからだ。ツボを外さないホークス喜劇。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 外見は大人で、中身は子供というその後のハリウッドがしつこく取り上げる題材の原典か。ともあれチンパンジーは名演技。 (黒魔羅) | [投票] |
★5 | 動きのおもしろさ、筋書きのおもしろさがバランスしている傑作。ヘタな映画と比較してみると本作の素晴らしさが納得できる。新薬配合のピン芝居、画面外で固唾を飲みながら撮影しているクルーを想像すると可笑しさ倍増。 [review] (shiono) | [投票(1)] |
★4 | そのシーンで「扉」が開かれる度にアナーキーな破壊の度合いが上昇していく。60年も前にこんな狂った映画を撮っていたホークスは既に21世紀を予見していた。 (赤い戦車) | [投票(1)] |