★5 | スケアクロウの最後の煙草を模しての安物ライターから始まるバディムービーかと思いきや、圧倒的なマグダラのマリアが降臨して一気に全てさらって…と思いきやまたどすごいダークヒーローが現れ人間の業を思い知らされた怖かった。ともあれひとことで言うなら役者がみな素晴らしかった。それに尽きる。 (tredair) | [投票(4)] |
★4 | 画面から漂うすえた臭い。古畳にたっぷりと染み込んだ血と精液のミックス臭を放つ、根源的な人間のどうしようもなさに初めは拒絶感を覚えるが、映画の中で何度も光と夜の闇とを繰り返されるうちに、どうしようもないからこそはっきりと見える、希望の輪郭が美しく、貴い。 [review] (まー) | [投票(7)] |
★4 | ずんぐりと弛緩した千夏(池脇)の体型から、どうしようもない生活の「重量」が垂れ流される。その重さを引き受けることで蘇生しようとする達夫(綾野)の目もまた澱み覚束ない。不完全な2人を包む光だからこそ神々しいまでに輝かなければならないという啓示。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★4 | 星3.5だが、久しぶりの文学映画なのでおまけ。何と言っても男の体の映画だよね。女の人が見る男の体。冒頭といい、もうゾクゾクしちゃう。コメンテーター諸氏の評価に誘われてみました.たまにはよかったかも。 (ぱーこ) | [投票] |