★4 | この監督は、大人の事情で進んでいく日常を淡々と描くことで、大人の身勝手さに振り回される子供の胸の内を代弁していると思う。子どもをダメにするのは大人なんだ。見ていて胸が苦しくなる。 (jollyjoker) | [投票(2)] |
★4 | 安定の面白さ!二転三転する緻密な脚本には磨きがかかっている。ベレニス・ブジョは今までで最高の演技だと思うし、ポリーヌ・ビュルレや子役たちも素晴らしい。ただちょっと、まずサスペンス性の練り込みありきで、そこを中心に組み立てられた映画のようにも思えてしまった。 [review] (味噌漬の味) | [投票(1)] |
★4 | 全てのピースが揃うことで事件の全容が明らかになるのがミステリーなら、それでもめでたく解決されるどころか全く異様な色彩に塗り上げられた結末の待つ本作を何と形容すべきだろう?全てをこの結末に導いた「犯人」が炙り出されることで物語は窮屈さを匂わせはするが、なおも徹底される人間描写の確かさはネガティヴな印象に終わらない「冒険的作為」の余韻に酔わせてくれる。 (水那岐) | [投票(3)] |
★4 | またまたあっと驚く技巧を見せてくれたファルハディ、この人の作品は本当にすべてのカットに目が離せない。今回は何故かいつものいやあな(何で見ちゃったのだろうという)波紋が広がるような不安感が全くありませんでした。
[review] (セント) | [投票(4)] |