キース・リチャーズの映画ファンのコメント
鰯雲(1958/日) |
農業残酷物語。でもないか。この人間関係を把握しきる脳髄メモリを私は持たないのだが、鮮やかな人物の出し入れのためによく分からぬままながらあれよあれよと見せられてしまう。中村鴈治郎と杉村春子が顔を合わせるとなぜか妙に穏やかなシーンになるのは『浮草』と同様。斎藤一郎はここでもやりすぎ疑惑。 (3819695) | [投票] | |
様々な悲喜交々があったが結局それでも時は流れていき我々も生きていくしかないという諦観で『流れる』と同工異曲。ただ田中澄江的情念は橋本忍の無骨な構築力では代替不可だし東宝専属役者だけでは矢張り駒不足感が否めない。 (けにろん) | [投票(3)] | |
成瀬には珍しい野の匂いのするメロドラマ。秋の鰯雲(「弱い」という字が入っている)が多分一生に一度きりの恋愛を映して哀しくも美しい。鋤き起こした土の官能的な黒さも印象的。 (淑) | [投票(1)] | |
良くも悪くも、いかにも成瀬といった作品。登場人物の人間関係がいまいち分かりにくい。 (Yasu) | [投票] |