★3 | 例え歪であろうと「調和」は調和だが、歪さの種が調和を浸食する前半のスリル。調和喪失後の負の「均衡」が、多層化された「罪」によって再び蝕まれる後半の残酷。起承転結ではなく、状況を捉え物語を紡ぐ深田晃司ならではのサスペンスは容赦なく魂をえぐる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★5 | 深田晃司、早くも4作目にして一応の集大成映画とみる。今回は「西川美和+黒沢清」×1/2そして多少のパゾリーニ風(テオレマ)。だから、ホラーとしてみるもよし、心理映画としてみるもよし、罪と罰(神)を心底掘り下げた映画としてみるもよし。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | 舐めてると牙を剥いてくる悪意の奔流は遍く我々のすぐ隣に内在する。残念ながらそれに抗する術は無いのだという諦念に於いて優れてイ・チャンドン的だ。カメレオン作家深田の新たな鉱脈で男優2人に四つで対峙する筒井も良い。ただカメラが弱い。 (けにろん) | [投票(4)] |
★3 | 白と赤のサインが目立つ。白いワイシャツ、白いツナギ服、蛍の赤いドレス、浅野忠信のツナギの下の赤いアンダーシャツ。或いは、屋上バルコニーの白いシーツ、太賀の赤いリュックサック。
[review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 観終えた直後は頼りない印象だったが、後でじわじわ効いてきた(含『テオレマ』のネタバレ)。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |