★2 | 鐘の音、汚いアコーディオンのメロディがこびりつく。体臭や口臭、饐えた臭いに満ちている。ノアの洪水のように雨がいくら降っても何も洗い流せず、その感傷も含めて何もかも無価値だ。カットの長さの意図も分かる。ニヒリズムの極北を語る不退転の覚悟は無二のものがあるが、まあ、有り体に言って、大嫌いな映画だ。何か嫌いなものに立ち会えば、逆説的に、自分が何が好きかわかる。そのことは大変有意義なことだと思った。 [review] (DSCH) | [投票(1)] |
★2 | 編集・カット割りを放棄したものを映画と呼べるのか、そこも含めた議論のきっかけとしては存在意義のある作品か。 (ひゅうちゃん) | [投票] |
★5 | ひとりの人間にとって時間は単線で、その単線が束なり世界は存在する。この時間の束を制御する存在が神であり悪魔であるという警告。さらに、神の託宣だろうが悪魔の囁きだろうが、人は個人を取り戻したときにのみ、その裏に潜む“気配”を察知するという示唆。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 8時間ほど映画館にいたことになる。僕の映画館史ではこの年齢にして最高記録。うーん、頑張ったぞ! [review] (セント) | [投票] |