★5 | 冷たい外気から隔絶されたバン=繭の中で追憶の温もりに包まれ彼女は朽ちてこうとしている。経済変動が強いた生き方の変容やエコ回帰に耳を傾けても立つ地平が違う。手を差し伸べてくれる人にも黙して背を向けるだろう。断ち切ることができぬものがあるから。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 作中、何度も、何度も、何度も朝日が昇る。ファーン(F・マクドーマンド)が迎える“陽の光”は昨日も、今日も、明日も同じだが“光を迎える土地”は移り変わる。何に帰属して生きるかではなく、どう帰属するのかというオルタナティブな幸福を見い出すまでの一年。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★4 | アメリカ人もハワイには行きたいと。でも、「ハワイアンセンター」は作らない。そういうところが、悪いけど、信頼できる。 [review] (G31) | [投票] |
★5 | 登場人物たちが垣間見せる感情の襞は、施設を拒み路上に留まる本邦ホームレスの矜持とさほど違うまい、という手触りが残る。マクドーマンドは『裁かるるジャンヌ』のマリア・ファルコネッティを想起させる。★6級。 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |
★4 | 過去から自由になって、今日と明日を生きること。 [review] (ペンクロフ) | [投票(6)] |