★4 | 加害側の動機が綿密に描かれるのが大いなる美点、恐怖は人を狂わせる。放心したような最初の婦人が忘れ難い。朝鮮飴売りの碧木愛莉が可哀想で真剣に腹が立った。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★5 | 新のインポと瑛太一行の被差別部落であることと東出の邑社会からの逸脱が前半を牽引するのだが、それらは事件と因果関係がないという脱構築された構成が数多の史実・伝聞を包含して到達した巨視的フォークロア。廃された情緒。際立つ諦念と無常。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | このテーマを映画化しただけでも非常に意義があると思います。むしろ、なぜ事件から100年もの間、このテーマを主軸にした作品が作られてこなかったのか・・・・ [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★5 | 生粋の殺人鬼や、邪悪な価値や正義を妄信する者が大量の人の命を殺めたとして、せいぜん二桁の域だろう。何百、何千、何万の人の命を奪ってしまうのは、たいてい自分を信じることができなくなった善良な人々の集団だ。そこでの悪者は誰だという問いはとても虚しい。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★5 | あまりに、あまりに生々しい迫真の映画だ。役者らの熱演もあるが、それ以上に演出の力を感じた。それは森達也監督の力量なのだろう。まさに敬服に値する。
[review] (シーチキン) | [投票(1)] |