★5 | 吉村公三郎の演出がいいのはもちろんだが、宮川一夫のキャメラも素晴らしい。[Video] (Yasu) | [投票] |
★3 | 不倫そのものと、池野成の思わせぶりな「現代音楽」と、「ベアトリーチェ」は勘弁していただきたい。京都のナチュラルな人々の交際ぶりと、大文字焼きに照らされたかのような部屋の照明などは素敵なんですけどね…。 (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 期待し過ぎて今イチな感じもしたし音楽もうるさいが、当時の京都だけじゃなく心斎橋や東京の風景も出てきて嬉しい。不倫を描いているのに、全く下品にならないのはひとえに山本富士子、上原謙の上品さの賜物。小沢栄の悪役振りが、いつもながら唸るほど上手い。['05.7.24京都文化博物館] (直人) | [投票(2)] |
★4 | この毅然と自立した価値観に立脚した女性の往き方というのは若干今更でもあるが、ハイクオリティの宮川映像と山本富士子の熱い情とクールネスの混在と古都の染物屋という閉鎖社会の雰囲気描写の3者の結合にはやはり惹かれる。そういう映画だと思う。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 女の倫理と女の官能という相矛盾する要素を、山本富士子がしっかりと描いて見せた。才能があり、直情で、芯のしっかりした染物師きわという人物が水際立った口説として、抱かれるとぐったりとなる体の重みとして、男の唇を請う女の唇として実体感をもって出現した。 (ジェリー) | [投票(1)] |