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ヴィタリアーノ・ブランカティの映画ファンのコメント

イタリア旅行(1953/伊=仏) 汚れなき抱擁(1960/伊)が好きな人ファンを表示する

幸福の設計(1947/仏)************

★4ピアノの調律の音が主題の音楽に繋がる、破調と落胆のハーモニーの見事さ。トボトボ歩く主人公の後ろ姿から空にカメラが移り、切り替わって空から主人公の正面に舐め下ろす見事さ。 [review] (動物園のクマ)[投票(2)]
★5夫がダメっぽい奴なのがいい。嫉妬深い、すぐ癇癪起こす、おっちょこちょいという卑小なキャラクターなんだが、彼がそんなだからこそ宝くじをめぐって一喜一憂する展開が面白くなっている。ラストも鮮やかで気持ちいい傑作コメディ。 [review] (太陽と戦慄)[投票(3)]
★5掛け値なしの傑作。なんと豊かな運動の映画。特に前半と終盤が恐るべき運動量だ。画面の縦横に様々な人物が入り込み、画面内で動き回る、その量も速度も全く常軌を逸している。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
★5というわけで、この映画の「速度」には心底驚愕した。話の展開が速いという意味ではない、人物の動きの早さが尋常ではないのだ(思わず再生速度を確認したほど)。喋りも1カット内での動線も一切の躊躇がなく動く。完全に無心理。だから宝クジを失くした時の絶望表現が「ゆっくり歩く」、これだけで充分になる。おまけに人物同士の掛け合いが滅法笑えるのだ、これは『』や『肉体の冠』にも劣らず素晴らしいベッケルの名作。 [review] (赤い戦車)[投票(3)]