ロランス・マスリアの映画ファンのコメント
パラダイス・ブルー(1995/仏) ゴダールの決別(1993/スイス=仏)が好きな人 | ファンを表示する |
獅子座(1959/仏) |
遊歩者の眼で視られる、生活の場としての都市。 [review] (ちわわ) | [投票(6)] | |
一文無しになってひたすら街を彷徨い、観光客やバカンスを楽しむ人々を眺めつつただただ歩く。座り込む。寝る。こういう無為な時間の豊かさこそ映画なのだ。しかもショットに仄かに香る官能性がまた素晴らしい。川辺に座る主人公の後ろで影から出てくる遊覧船の艶めかしさ!食べ物を巡るサスペンスやカフェの机を寝床にしたり壊れた靴を直したりといった喜劇性も充実。さすがロメール、処女作にして既に傑作だ。 (赤い戦車) | [投票] | |
延々ピエールに歩かせておいてパリの街を克明に描いていく。実はロメールの描きたかったのはパリという街の生き様。まさにヌーベルバーグそのもの (まご) | [投票(1)] | |
享楽の果ての地獄という反『いとこ同士』なテーゼを甚振りつくすような中盤のパリ彷徨。サディスティックな追い込みが初期デ・シーカ的な絶望への奈落を垣間見せる側から現れ出でたるクレール的放浪紳士に誘われ大卓袱台返しに至る。なんじゃらほい。 (けにろん) | [投票] |