ラース・アンケ・パレンの映画ファンのコメント
刑事マルティン・ベック(1976/スウェーデン)が好きな人 | ファンを表示する |
はなれ瞽女おりん(1977/日) |
変態篠田、(大島渚もそうだが)嫁さんを(映画とはいえ)他人にレイプさせるなんて素晴らしい変態ぶり。そういう趣味が好きだ。 [review] (chokobo) | [投票(1)] | |
撮影技師の邪念が盲人の屋敷にランプをともし、演出家の邪念は岩下に精神と肉体の詐称を強いて座りが悪い。瞽女の家事は触覚に依存して静物に帰着する運動の端緒となり、岩下はその運動にともなう自律性の喪失を性的に解釈する。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] | |
多分篠田は陰々滅々たる水上原作に共感を抱いたわけではなく、失われゆく日本の原風景をフィルムに刻みつける方便としただけだ。結果宮川が撮影中に自身で遺言と称したフィルムの輝きは悲惨を浄化し岩下は生々しさから解き放たれる。 (けにろん) | [投票(1)] | |
世間の境目を見ることなく育った盲目の女が放つ十代の無垢な色香や、二十代のあきらめに裏付けられた艶やかさを、当時三十台も半ばにさしかかっていたであろう岩下志麻に求めるのは無理だったのか。状況描写の美しさに逃げている。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |