レオナルド・ベンヴェヌーティの映画ファンのコメント
墓石と決闘(1967/米) |
『OK牧場の決斗』よりも良いと思う。ガーナー、ロバーズ、ライアンという布陣は前作よりも地味かもしれないが、ずっと渋い。全編を通して何とも云えない鬱々とした空気が流れていて1960年代後半の西部劇に相応しい時代感覚だとも思う。ジョン・ヴォイトはこれが映画デビュー作だが矢っ張り、ばっちり印象に残る。 (ゑぎ) | [投票] | |
法の執行人という公職にありながら、私怨を押さえきれないワイアット・アープ(J・ガーナー)の葛藤は、法による殺人(死刑)は否定するが正義の報復(戦争)は肯定する現代アメリカの矛盾そのもの。するとD・ホリディ(J・ロバーズ)のデカダンスもまたひとつの解答か。 (ぽんしゅう) | [投票] |