★5 | 「戦争のやり方は教えたが、人殺しは教えていない」 小杉曹長(三船)の矛盾に満ちたひと言に、戦争を体験せざるを得なかったヒューマニスト(岡本)の精一杯の抵抗と苦渋が滲む。葬送曲「聖者の行進」の〈明るさ〉の意味を突きつけられ思わず身震いし感涙する。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 童貞を失い、仲間を失い、少年たちは殺戮に「意義」を発見する。「聖者の行進」は冒頭は楽しく、ラストはあまりに凄まじい。喜八の狂気は止められない。 [review] (sawa:38) | [投票(4)] |
★4 | その明るさが時に哀しく時に壮絶に響く主題曲「聖者の行進」、中盤で演奏されるBLUENOTE入りの唱歌などに痺れまくり。JAZZとかBLUESと呼ばれるもの本質をこれ程正確に捉えた日本映画は他に無いだろう。伊藤雄之助の葬儀屋(童貞?)や団令子のノーメイク演技も必見。 [review] (町田) | [投票(2)] |
★4 | 全くもって出鱈目な戦記である。だが少年兵たちの奏でていたのが「聖者の行進」だから良かったのだ。「海ゆかば」だったらラストの凄絶さと寂寥感は出なかったであろう。葬儀屋のキャラもいい。 (水那岐) | [投票(2)] |