★5 | 形骸化した権威に対する反発。漠然とした抑圧からの逃走。1960年代後半から頻出し始めたアメリカンニューシネマの主人公の行動(大きな意味での逃避)にはおぼろげながらにも目的や理由が存在し、それが例え破滅的であっても“逃げること”へのシンパシーの源泉だった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 物語などそっちのけで、何故こんなところにこんなに美しい画が必要なのかよく分からないけれど、それでもその画こそが忘れられないといったマリック独自の世界観が好きな私には、物語の構築に気を奪われ過ぎた感のある本作は今一つ。序盤と主役2人はよい。 (ナム太郎) | [投票] |
★4 | 哀れを誘う主人公二人がとても魅力的。冷めてるのに切ない雰囲気。けっこう有名な映画なんだよね? (clamabant) | [投票] |
★5 | 淡々と狂気が明らかになる抑えた演出、センスのいい編集、望遠気味開放気味の視写界深度の浅い撮影(フジモトさんだ!)、そして自然と動物や昆虫の美しいインサート。マリック氏の中では、もっともスリリングな一作。当時J・ディーン気取りの若者がたくさんいたんだろーな、って所も怖い。 (エピキュリアン) | [投票(1)] |
★5 | 「若者の余りにも身勝手な行動はともかく、荒野の逃避行をやってみないか」と女房に言うと、「お一人でどうぞ」。闇夜に浮かぶミズーリの精油所、シャイアンの町の灯が切ない。木琴が奏でるテーマ曲が、優しい愛の映画だ。 (KEI) | [投票] |
★5 | マリックはこれが最高。風景より、人と物語を描く方に関心があって、それが見事に成就しいるのだもの。 (ALPACA) | [投票] |