★5 | きわめて乱暴な物云いであることを承知で敢えて云うと、『新学期・操行ゼロ』が「撮影」の映画であるのに対して、これは「演出」の映画だ。「ねこ」の扱いの面白さにかけては私が生涯に見た全映画の中でこれが一番。ねこがどこからともなくわらわらと涌いて出る! ミシェル・シモンの背中にしがみつく! 宙を舞う! [review] (3819695) | [投票] |
★5 | 冒頭、画面の下辺から蒸気が立ち上った瞬間にわが身が快感で総毛立つ。ムルナウの構図感覚に、エイゼンシュテインのクローズアップのセンスと、シュトロハイムの作劇術が統合された傑作。特権的な魅力に満ちたこの船を超える乗り物を後世代の映画作家は作りえただろうか。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★5 | 尋常ではいられないほど好き!一見ほのぼのした世界を描きながらも、何というこの狂おしいまでの官能、そして無類のヒューマニズム。 (くたー) | [投票(2)] |
★4 | やっと、観れました、うわさの天才ジャン・ヴィゴ作品。私の映画史のパズルにまた1ピース埋まりました。どこまでも、タッチが自由で伸びやかで、素晴らしい。体のすみずみまで、癒される感じがしました。 [review] (いくけん) | [投票(3)] |
★5 | 世界映画史に刻まれる正真正銘の傑作であることは間違いないが、そんな扱い以上に、映画ファンの心の中にいつまでも残る、愛すべき宝物のような作品と云うべきだと私には感じられる。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | カットされていたと思しきセリフのないシーンが実に詩的で美しく、思わず身を乗り出してしまう。子どもの頃の迷子になった時のキュンとした気持ちを思い出した。 [review] (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(1)] |