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荒木又右エ門 決闘鍵屋の辻(1952/日)ファンのコメント

荒木又右エ門 決闘鍵屋の辻(1952/日)が好きな人ファンを表示する

狐の呉れた赤ん坊(1945/日)************

★5これは敗戦後の邦画を代表する傑作だろう。飲み屋の瀬戸物が割れる音とともに字幕が崩れる粋なオープニングからラストの大井川の俯瞰ショットまで映画を作る喜びに溢れている。パンニング、トラベリング、ピント送り、フラッシュバック等技巧的にも凝りに凝った作りだが、それぞれ実に適確に用いられており驚かされる。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
★3決してスマートではないけれど、たとえ話がどんなに定型的であろうと観客をぐいぐいと引き付けて見せきってしまう役者力。浮世絵の「写楽」を連想する阪妻のケレン味溢れる動きや、無骨で滑稽な顔のアップ。これが映画における男優の華というものだろう。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
★5リメイクされるに当然の「出来た」脚本はもとより、意図するところをアップで切り取る演出。そしてそれに堪えうる阪東妻三郎会心の芝居力。1945年、敗戦の年の映画制作。映画人たちの器量と力量にただただ感服する。 (sawa:38)[投票(1)]