| ★3 | 脚本と演出は傑作級だが、「俗物」を遠ざけるヒロイン自身の俗物性が、作品の挑戦するテーマのハードルを下げているようにも。つまり、このヒロインが制作者側に愛されているようには見えず、それこそ神のように頭上から観察されているように見えるのだ。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |
| ★4 | 途方もない哀しみと絶望は、やがて内的に異化され攻撃的に解消されていくなら未だしも、揺り戻しの如くに再度浸食を始める。壊れていくしか、又見守るしか術はない。全てに背を向けた者は何に達し得るのか？完膚無きまでに虚飾を廃した桐野夏生的世界観。 (けにろん) | [投票(3)] |
| ★4 | 人間の絶望というものを、見事に描ききった。チョン・ドヨンとイ・チャンドンという才能の相互作用が十二分に発揮された傑作。 [review] (SUM) | [投票(3)] |
| ★5 | ブレッソン直系の意地悪映画。ベストショットは二度出てくる、物思いにふけって衝突直前に我に返る運転シーン。夢想と気付きという主題がここで丁寧に示されてある。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
| ★4 | 人間というものは不完全な生き物であり、神の恵みを受けることはできても神そのものになることはできない・・・・・。 [review] (TM（Ｈ19.1加入）) | [投票] |