★4 | 本当に初監督?と思うくらい「こなれた」作品。原作の意外性をしっかり描けている印象なのだ。舞台作家らしい限定型密室が活きているのだが、そこは映像作品として室内以外にもちゃんと気が配れている。演技合戦では内野がさすがにひとつ頭が出ている印象。ちょっとラストがおざなりなのだが、ご祝儀としてこの点を。 (tkcrows) | [投票] |
★4 | 話が返るたびに段階を追って無限地獄に誘われる徹底した「悪意」が快感で、だからこそ、打破したいという主人公の心象風景たる「球場」は肝なのだ。ポイントゲットな笑いに粉飾されたサイコな深淵。描かれた世界はチャラくない。真怪演な大堀も良。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 観客への親切心(実のところ侮り)は分かるが、映画とは「説明」の別名だとでも云いたいのか。演出家が物語展開に寄りかかり、驚きに値するカットを創出できていない。また時制操作は未熟だろう。ペナントレースの比喩も別に上手くない。もちろん、初長篇監督作でこれならよく頑張っているとは思う。 (3819695) | [投票(1)] |
★3 | コメディとシリアスがアンバランスなのでネタバラシの面白さより後味の悪さが先に立ってしまう。 (TOMIMORI) | [投票(1)] |