★4 | 従容として受け入れることを彼ら彼女らに強いる享楽の世界の存在は隣接しつつも余りに遠いという隔絶の絶対性を堅持した妥協のない演出。単線構造は悪くもないのだが、しかし思うのだ。鎮魂だけが回答なのかと。反逆の前史譚たれとも。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 豪華キャストが揃っているのでエンターテイメントとしてもしっかりとした作品でした。
[review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★4 | あの状況はきまずい。そりゃ音楽に逃げるわ。82/100 (たろ) | [投票] |
★4 | 男に寄せられる斟酌なき好意が、キャリーの恋愛を母性愛として装わせる(なぜこの男に惚れるのか?)。男に潜む知慮が見出された時、同情を愛へと構成すべく、キャリーのタヌキのように愛らしい体躯が、蒼白な太陽の下、回顧的に転がり始める。
[review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 物語の出来事は舞台が英国である必然性を持たないが、この英国的なロケ地選定と色彩設計がただならぬ切なさを呼び出す。「生存者(生き残ってしまった者)」の主題も汲み取りたい。子供時代の語りは若干急ぎすぎか。三人の愛憎絡み合う腐れ縁についてはもっと丹念に挿話化して提示したほうが終盤で効く。 (3819695) | [投票(1)] |