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市川中車の映画ファンのコメント

野盗風の中を走る(1961/日) 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962/日) 侍(1965/日) 佐々木小次郎(1967/日) 待ち伏せ(1970/日) 雪之丞変化(1963/日)が好きな人ファンを表示する

水那岐のコメント************

★5侍(1965/日)のちのちの『助太刀屋助六』に通ずる殺しの意味合い。ただしこちらは極めて凄絶である。三船の雇い主となる(すなわち父代わりの)伊藤雄之助の冷酷さを顕わにした顔貌が、三船にとってはあまりにも哀しすぎ、ラストシーンの三船の表情が哀れを極める。[投票]
★4待ち伏せ(1970/日)確かに稲垣作品としてはご都合主義の固まりのような映画だが、今観れば夢のようなスター総出演。用心棒三船としては対・座頭市勝新戦の遺恨試合といったところか。スタッフも命がけで挑んでおり、冒頭の山田一夫のカメラはこれから起こるイヴェントを予感させるスケールの大きさ。[投票(2)]
★4雪之丞変化(1963/日)「流す涙がお芝居ならば…」男を捨て去り、かと言って女にもなりきれぬバイセクシュアルの絶対性とエロティシズムは長谷川一夫の独壇場。男も女も手玉に取り、小林節雄のキャメラの中では若尾文子すらも凌駕する美貌の女形に化ける長谷川に、映画的存在の昇華を見る。[投票]